早川書房9月新刊より


[単行本]
『恐怖の存在(上・下)』 マイクル・クライトン/酒井昭伸
『マヂック・オペラ』 山田正紀
『ヘンリーの身に起こったこと』 シャロン・パイウェル/匝瑳玲子訳 ((母は[]鬱病[]で父は職場放棄。壊れゆく家族にさらに事件が起きた。次男のヘンリーになにかがとりついたのだ。それは[]原爆[]で亡くなった[]日本[]人の魂だった......。家族の崩壊と再生を描く出す胸痛む物語。))
『血液魚雷』 町井登志 ((放射線科医・石原のもとに搬送されてきた[]心筋梗塞[]の患者。だが、[]ナノテク[]検査装置が映し出したのは、[]プロペラ[]型の鞭毛を備えた未知の[]寄生虫[]だった−−[]小松左京[]賞受賞作家が描くミクロの攻防戦!))
『誰も読まなかったコペルニクス』 オーウェン・ギンガリッチ/柴田裕之訳 ((あまりに難解なため実際には誰も読まなかったという俗説のある[]コペルニクス[]の主著。その真偽を知るべく、世界中に散らばった原著を詳細に調べた著者の見出した、驚くべき知のネットワークとは?))

[HPB]
『フランス鍵の秘密』 フランク・グルーバー/仁賀克雄訳 ((ボディビル本売りの凸凹コンビ、フレッチャーとクラッグが安ホテルの自室に戻ってくると、見知らぬ男が死んでいた。一八二二年製の貴重な五ドル金貨を握りしめて......。シリーズ第一作。本邦初訳))

[文庫]
カリオストロ伯爵夫人』 モーリス・ルブラン/平岡敦訳
『怪盗紳士ルパン』 モーリス・ルブラン/平岡敦訳
『悠久の銀河帝国アーサー・C・クラークグレゴリイ・ベンフォード/山高昭
ディアスポラグレッグ・イーガン/山岸真
『ジャンキー・ジャンクション』 谷甲州
ウロボロスの波動』 林譲治
スピードグラファー2』 仁木稔/原作=GONZO
『王座の血脈 魔術師ベルガラス3』 デイヴィッド&リー・エディングス/宇佐川晶子訳
『ラッキー・ワンダー・ボーイ』 D・B・ワイス/鈴木豊雄訳 ((幻のアーケードゲームを探して、アメリカ人おたく青年はエキゾチックな京都に彷徨う!))
『ぼくは死んでいる』 フィリプ・ベッソン/稲松三千野訳 ((恋人の女と親友の少年男娼を残してぼくは死んだ。死体になったぼくがその理由を語る。))
『サイレント・ジョー』 T・ジェファーソン・パーカー/七搦理美子訳
『クルクルくりん1』 とり・みき
『闇の展覧会─罠』 カービー・マッコーリー編/広瀬順広、真野明裕訳
『北風のうしろの国』 ジョージ・マクドナルド/中村妙子訳

ベンフォードは大胆に読みやすく翻訳されればもっとヒットするかもね…とか考えながら読んだのを思い出す『悠久の銀河帝国』が文庫化。っていうかベンフォードは『タイムスケープ』と『アレフの彼方』を、クラークはとにかく数々の短編集をすくい上げてほしいところ。そして9月はイーガン!