本やタウン近刊情報より


[単行本]
[bk1/amazon]以文社 『ルネサンスの工学者たち』 ベルトラン・ジル/山田慶皃編 \4,935 06/30  ((古代からルネサンスに至る壮大な技術の歴史を、写本と残されたデッサンから跡付けた貴重な研究。[]ダ・ヴィンチ[]の新しい技術精神の誕生。))
[bk1/amazon]星雲社 『剥離骨折(1)』 丸米すすむ \1,575 07/20  ((鬼才丸米すすむの第1詩集。立ち上る奇妙な紫色の硝煙。息苦しく展開する世界。ひ弱な現代文学界に解き放たれる異形。必読。))
[bk1/amazon]東京創元社 『犬はどこだ』 米澤穂信 \1,680 07/下旬 
[bk1/amazon]東京創元社 『炎をもたらすもの』 ファイアブリンガー(1) メレディス・アン・ピアス/谷泰子訳 07/下旬 \2,205 
[bk1/amazon]白水社 『僕はジャクソン・ポロックじゃない。』 ジョン・ハスケル \2,310 07/下旬  (([]オーソン[]・[]ウェルズ[]、[]グレン[]・[]グールド[]、[]芭蕉[]。時代を彩ったスターたちの隠された意外な心理とは。知的で大胆な9つの短編。))
[bk1/amazon]白水社 『20世紀ドイツ史』 石田勇治 \2,100 07/下旬  ((神聖ローマ帝国から統一後のドイツまでを概観した後、過去の克服などのテーマから現代ドイツを考える。『ドイツを変えた68年運動』同時刊。))
[bk1/amazon]白水社 『エロイーズ・カニングハムの家』 下重暁子 \1,890 07/上旬 
[bk1/amazon]白水社 『五感で味わうフランス文学』 野崎歓 07/中旬 \2,100  ((古今の小説を舌や耳、さらには[]エロス[]や死の感覚で味読する卓抜な読書案内。「ある夜、クラブで」「おわりの雪」など多くの傑作を紹介。))
[bk1/amazon]平凡社 『知覚の宙づり』 ジョナサン・クレーリー/岡田温司監修 \6,090 07/19  ((スペクタクル文化の形成において、知覚の歴史がどのように変容したかを3画家の革新を通して考察する。視覚文化論の基本文献。))
[bk1/amazon]平凡社 『荷風文学』 日夏耿之介 \1,365 07/11  ((著者は狷介孤高をもって知られた学匠詩人。特異な詩風ゴシック・ロマン体が名高いが、文学的鑑識眼も稀有。瞠目の[]荷風[]論集成。))
メレディス・アン・ピアスはハヤカワFTにて、ヴァンパイアに囚われた少女(たち)を救うために探索へと向かうことになるあまり綺麗ではない(…ためにヴァンパイアに心を奪われなかった)女の子の物語、どこかプライヴェートな神話体系をもつシアトリカルな小品『ダークエンジェル』が紹介されたきりの作家で、でも不思議と記憶に残っていた作家。どんな作品かちょっと期待。あとは丸米すすむとジョン・ハスケルがオレ的注目品。

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    ▼ ^∀▼ 野崎歓の読書案内、日夏耿之介永井荷風案内もね
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