なお小説はハーブ・チャップマン『カインの檻』[bk1/amazon]を読み中…あっというまに2/3近くまで読んでしまう。年末恒例のミステリベスト選には間違いなく食い込んでくるはずの力強い作品。知的連続殺人犯の内面を神格化/聖域化することなく徹底して低俗な下種としてあつかい、そのうえでおぞましさの深遠を描く作者の手はすばらしい。ひと寝入りしたら一気に読みきってしまうつもり。