アダム・ジョンソン『トラウマ・プレート』読了、傑作。いくら感想書けない病とはいえこれっだけは書きたいところ、寝て起きて仕事行ってお休みに入って気力を充実してから…。じっくり読み中の『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』もすばらしい作品集。照下土竜『ゴーディ・サンディー』は、荒く、しかしそれでも一気に読ませられてしまう意気の強い文体がたまらない。過剰な監視体制をすり抜ける手立てとしての人間BC爆弾テロ、そしてその爆弾解体…血みどろッす。現在読み中は機本伸司『僕たちの終末』…こんどは恒星航行宇宙船を作るお話、しかし前作(救世主を作るお話)で問題だったテーマのあいまいさが無いところがいい、なんといっても船ができなければ太陽異常活動で人類滅亡なのだ、切実なのだ。それでいてサイエンティフィック・ロマンの息吹が横溢しているのがなんといっても快感。
…と、とりあえず絶賛だけしておく生業。