本棚の中の骸骨の“日々のあぶく(12月3日)”にてちくま文庫では稲垣足穂コレクション全8巻*1を明年1月から発刊するらしいとの記述を目にしたので早速確かめたところたしかに筑摩書房近刊案内にでておりますね…っていうか一月発刊予定にラブレーの『ガルガンチュア』って! 大食漢で大酒飲みの巨人親子ガルガンチュアとパンタグリュエルの生涯を描いた英雄譚のふりをした途方も無いファルスでありサタイアであり、詰め込まれた知識量、下品でグロテスクな嘲笑を伴ったユーモア、それこそ巨人的スケールの幻想文学の金字塔。宮下志朗訳ってことは満を持しての新訳かしらん。渡辺一夫訳の岩波文庫版もそろそろ重版かかってもバチは当たらないんじゃないのかなとかも考えたり考えなかったり*2

*1:稲垣足穂に関する紹介だったらやっぱりここしかないでしょう。

*2:追記…ワイド版ならまだ普通に買えるのか[bk1][bk1][bk1][bk1][bk1]