本やタウン新刊リストから8月の文庫チェック。
朝日ソノラマ文庫 『夏休みは、銀河(1)』 岩本隆雄
岩波現代文庫 『哲学と反哲学』 木田元
ファミ通文庫 『吉永さん家のガーゴイル(4)』 田口仙年堂
角川スニーカー文庫 『涼宮ハルヒの消失』 谷川流
角川ソフィア文庫 『聊斎志異の怪』 蒲松齢
・角川文庫 『アイ・ロボット』 アイザック・アシモフ
電撃文庫 『i.d.(2)seven』 三雲岳斗
電撃文庫 『ロボット妹 改め 人類皆兄弟!〜目醒めよ愛の妹力〜』 佐藤ケイ
電撃文庫 『9S〈ナインエス〉(4)』 葉山透
電撃文庫 『空ノ鐘の響く惑星で(4)』 渡瀬草一郎
河出文庫 『夢見る人の物語』 ロード・ダンセイニ
幻冬社文庫 『作家小説』 有栖川有栖
幻冬社文庫 『デイブレイク』 香納諒一
幻冬社文庫 『釘(仮)』 福澤徹三
講談社文庫 『バスカビル家の犬』 大沢在昌/C・ドイル
講談社文庫 『奇巌城』 逢坂剛/モーリス・ルブラン
講談社文庫 『迎え火の山』 熊谷達也
講談社文庫 『切り裂きジャック〈闇に消えた殺人鬼の新事実〉』 仁賀克雄
講談社文庫 『秘密屋文庫 知ってる怪』 清涼院流水
講談社文庫 『オープン・シーズン(仮)』 C・J・ボックス
講談社文庫 『続 垂里冴子のお見合いと推理』 山口雅也
光文社文庫 『呪文字』 倉阪鬼一郎
光文社文庫 『ぶたぶたの大冒険(仮)』 矢崎存美
光文社文庫 『回想の江戸川乱歩』 小林信彦
コバルト文庫 『マリア様がみてるプレミアムブック』 今野緒雪/ひびきほか
コバルト文庫流血女神伝暗き神の鎖(中編)』 須賀しのぶ
集英社文庫 『ものいふ髑髏』 夢枕獏
集英社文庫 『邪悪な花鳥風月』 岩井志麻子
集英社文庫 『呪い人形』 望月諒子
祥伝社文庫 『魔風伝説死闘!真田忍法団 対 高麗七人衆』 荒山徹
新潮文庫 『裂けて海峡』 志水辰夫
新潮文庫 『売り込み』 ダグラス・ケネディ
新潮文庫 『ダーク・レディ(上・下)』 リチャード・ノース・パタースン
新潮文庫 『優雅な生活が最高の復讐である』 C・トムキンズ
・villagebooks 『センティネル』 ジェラルド・ペティヴィッチ
ちくま文庫 『バートン版 千夜一夜物語(11)』(完)
ちくま文庫 『山田風太郎忍法帖短篇全集5 姦の忍法帖』 山田風太郎
ちくま学芸文庫 『異教的ルネサンス』 ヴァールブルグ
ちくま学芸文庫 『ジェスチュア』 D・モリス
ちくま学芸文庫 『オカルト生理学 』 R・シュタイナー
・中公文庫 『言葉の箱小説を書くということ』 辻邦生
・中公文庫 『真夜中の太陽』 米原万里
・中公文庫 『どくろ杯』 金子光晴
・創元SF文庫 『キャプテン・フューチャー全集1 恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近!』 エドモンド・ハミルトン
創元推理文庫 『トランプ殺人事件』 竹本健治
創元推理文庫 『トゥルー・ビリーヴァーズ(上・下)(仮)』 ダグ・リチャードソン
デュアル文庫 『とくまでやる』 清涼院流水
・ハヤカワepi文庫 『グレアム・グリーン・セレクション おとなしいアメリカ人(1)』 グレアム・グリーン
・ハヤカワ文庫JA 『復活の地(2)』 小川一水
・ハヤカワ文庫SF 『われはロボット〈決定版〉』 アイザック・アシモフ
・ハヤカワ文庫SF 『ロボットの時代〈決定版〉』 アイザック・アシモフ
・ハヤカワ文庫SF 『デューンへの道 公家コリノ(3)』 ブライアン・ハーバート&ケヴィン・J・アンダースン
・ハヤカワ文庫HM 『終わりなき孤独』 ジョージ・P・ペレケーノス
・ハヤカワ文庫HM 『うまい犯罪、しゃれた殺人』 ヘンリイ・スレッサー
富士見ミステリー文庫 『ROOM NO.1301(3)』 新井輝
富士見ミステリー文庫 『食卓にビールを』 小林めぐみ
富士見ミステリー文庫 『描きかけのラブレター』 ヤマグチノボル
・扶桑社ミステリー 『デイレイト(上・下)(仮)』 テリー・マクミラン
・扶桑社ミステリー 『バーントオレンジ(仮)』 チャールズ・ウィルフォード
・文春文庫 『KAMIKAZE神風』 石丸元章
・文春文庫 『ザ・スタンド(5)』(完) スティーヴン・キング
 
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    ▼ ゜∀▼ チャールズ・ウィルフォード キタ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━!!
   ヾ(_,,)
ウィルフォードはタランティーノがリスペクトしている作家で…っていうかクライムノヴェル作家のなかでは僕が一番好きな作家。新刊でほとんど手に入らない現状は悲劇としか言いようがない。エルモア・レナードジョー・ランズデール好きはマストアイテム。…文春文庫ででてたレナードの秀作群もほとんど新刊で手に入らないんですねぇ…。8月は他にもペレケーノスやペティヴィッチ*1が注目。夏は犯罪小説ですか!そしてちくま学芸文庫からは先月の『ルネサンスの魔術思想』[bk1]に続いてヴァールブルグコレクションの『異教的ルネサンス』が文庫化。こうなったらもうフランシス・イエイツも文庫化してくださいですよ。シュタイナーも文庫化されちゃって…がんばれ筑摩書房!。単行本ではジェフリー・フォード『白い果実』(国書刊行会)ですね、なんといっても山尾悠子訳ですから。そういえば国書刊行会ジーン・ウルフケルベロス第五の首』が今月やっと刊行とか何とか…これが売れたら<新しい太陽の書>4部作も復刊されるかもですよ。ついこのあいだイーリイの『観光旅行』が文庫化されましたし、最近のハヤカワはなんだかプチ復古主義という感じなのでちょっと期待してみましょう。

*1:懐かしい…瀬戸川猛資賞賛の『LA捜査線』は→ 捜査官が偽札犯を捕まえるためオトリ捜査をしようとする→上層部から“見せ金”が許されなかったので故買屋から金を強奪!!→相手が実はオトリ捜査官 ←というみもふたもない秀作