(昨日の続きをちょっとだけ)

…なによりも冒険小説に大切なのは、そこに危険が待っているとしてもなお目的に向かっていこうとする(主人公の)ロマンティシズムに満ちた意思の存在なのじゃないか、と一晩かけて考えたわけですが、そーすると一種の聖杯探索行でもある『羊をめぐる冒険』はけっこう意外と冒険小説なんじゃないかなとか思ったりもするわけで…ノヴァーリス青い花』みたいなドイツ・ロマン主義的な神秘志向のやつかなぁ、と。うーんうーん、いまだ思考途中。