関戸克己作品に対して:関口巽のモデルらしいとうわさされたためか、どこか神経質で陰湿な作品なのかなと考えていたのだけれど、幻想に対してはじつにあっけらかんと受け入れていて、関口巽が抱くような"世界を侵犯するものへの恐れ/畏れ"が抜け落ちている印象です。 http://www.wannrecordings.com/ ここに木戸溟名義の作品「邦画地獄」があるので実際に読んでみるのがいいでしょう。雰囲気は「エロチック街道」を書いたころの筒井康隆に近いのかな。