再読したサンドラールはまるでホドロフスキーの映画*1。これをはじめて読んだのは富士見ロマン文庫とか(ちょいとブンガク的な)ポルノを漁っていたころ、溢れるリビドーのハイティーンでした・・・だまされました、だってエロくないもの。"70歳の坂を越えてなお精力絶倫、夜ごと陋巷に男を漁り続ける色情狂テレーズの痛快な人生を描いた・・・"、70歳のってとこで気付くべきだよねそんなこと。おもしろかったけど。生田耕作コレクションの中の一冊として手に入れたけど、かさばるので現在は実家に鎮座ましましています。今回読んだのは福武文庫版、これも絶版か。ちくま文庫河出文庫あたりで5巻まとめて復刊してください*2。・・・サド『悪徳の栄え』も読み直そうかな。そうそう富士見ロマン文庫で擦り切れるほど読んだ*3アナイス・ニン『ヴィーナスのためいき』は『小鳥たち』[bk1](矢川澄子訳!)と言う題でよみがえってます。購入予定に入れておこうっと。

*1:最近DVD化されたので見た

*2:眼球譚』[bk1]、『地下鉄のザジ』[bk1]、『女と人形』[bk1]は入手可

*3:お察しください