2008-11-13から1日間の記事一覧

ビーケーワンより

■■■:国書刊行会 『ルルージュ事件』 エミール・ガボリオ/太田浩一訳 11/- \2,625 ■■■:青土社 『ポリエードロ 表象の多面体』 多木浩二 11/- \2,520 ■■■:青土社 『眠らない――不眠の文化』 E・サマーズ・ブレムナー/関口篤訳 11/- \2,730 ■■■:徳間書店 『…

ドゥエイン・スウィアジンスキー『メアリー・ケイト』

「あなたに毒を盛ったわ。死にたくなければ私の傍にいて」という言葉がアンテナに引っかかったのでゴーストの囁きにしたがって買った読んだ斜め上だった。反応したのは妖怪アンテナだったらしい。奇天烈なガジェット、ネジのゆるんだ/はずれた/いかれた人物…

カリン・ボイエ『カロカイン』

全体主義的な世界を「楽園」として考える閉塞したひとりの人間が、自己を映す鏡としての他者を自覚することによって、罪を知り、恥を知り、おのれ自身によって罰を被る物語としてとらえれば、『カロカイン』を聖書における知恵の実の挿話の変奏と取ることも…