2004-01-07から1日間の記事一覧

機本伸司『神様のパズル』[bk1]

『メシアの処方箋』で感じた不満点はそのまま本書にも当てはまります。登場人物の成長するきっかけが、物語の本質的なテーマであるはずの“宇宙を作る”ことをめぐる議論とは別のところであったりとか、そもそも“宇宙を作る”ことをめぐる議論自体が曖昧であや…

[藤原編集室通信業務日誌1/7より] 午前中はステープルドン。わずか数十頁の間に、世界大戦がいくつも起きたり、世界がアメリカ化したり、全人類の混血化が進んだり、ついに終末戦争が勃発したかと思うと、火星人が攻めてきたり、と大変な本。(著者も云うと…