2003-11-19から1日間の記事一覧

関戸克己作品に対して:関口巽のモデルらしいとうわさされたためか、どこか神経質で陰湿な作品なのかなと考えていたのだけれど、幻想に対してはじつにあっけらかんと受け入れていて、関口巽が抱くような"世界を侵犯するものへの恐れ/畏れ"が抜け落ちている印…

関戸克己『小説・読書生活』[bk1]

「小説・読書生活」:自動記述とかデペイズマンとか口走りそうでした。こんなにまっとうなシュールレアリズム小説を目にするのも久しぶりっていう感じの小エピソード群で構成された第1章。正直この調子で100頁超を読まされるのはかなわないなぁとか考えてい…